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薬漬けの鶏には問題がある…
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○ 遅ればせながら、そのまんま東さんの宮崎県知事当選に「おめでとう」と述べておきたい。本名・東国原県知事は、さっそく「鳥インフルエンザ」問題の対応で、連日のようにテレビ報道されている。そこで、気になるのは「予防接種をしようにも出来ない理由」である。諸外国では「鳥インフルエンザ」用のワクチンを使用しており、日本でも備蓄されているそうだが、その効果に疑念を残していることに加え、「すでに何種類もの抗生物質を接種している鶏に対して、これ以上の薬物投与は限界にきている」らしい。

○ 地鶏やブランド卵は別にして、日ごろ私たちがお世話になっている鶏卵およびチキンは、食生活に欠かせない定番であるが、よくよく「鶏の見になって」考えてみれば、生産性とコストとの均衡を保つため、目的達成ただその一点をめざし、身を削りギリギリの毎日を過ごしているのだと思う。狭い針金の獄舎みたいな小屋に、何千羽という単位で過ごし、産卵の効率が落ちてきたら、鶏肉市場を安い値段で送られる。ブロイラーに至っては、生まれた瞬間から市場に出るまで、綿密なプログラムにそってエサを食べ続けるしかない。

○ その昔は、鳥類として空も飛べ、オスメスの求愛、産卵、子育てを「つがい」として達成することもできたであろう。鶏たちの先祖の嘆きが聞こえてこないか。せめて、人間たちよ、自分だけで「スローライフ」や「ワーク・ライフ・バランス」などに心がけようとせず、鶏たちにも立ち止まる余地を与えようではないか。また、人間にとって「風邪とは、身体の機能を回復させるためのツールである」という説があるように、現在の「鳥インフルエンザ」も、単なる伝染病として対処療法を実施するだけではなく、根源的な考察をしてみるべき時期に来ていると思う。
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