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9月10日は下水道の日('2000/9/14)
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▼ 9月20日は全国下水道促進デーにあたり、2000年で第40回を数えると同時に、明治33年に旧下水道法が制定されてから、ちょうど100年を迎えるということで、朝日新聞では1面全部を使ったキャンペーンが掲載された。

日本の下水道の歴史をみると、

前2500〜2000年 三台丸山遺跡にトイレの跡
1000年 平城京、平安京に雨水排水路
1600年       太閤下水(背割り下水道)
1868年〜1877年 外国人居留地地に下水道(横浜、神戸)
1872年(明治5)   岩倉使節団がヨーロッパの下水道を見学
1885年(明治18)  神田に下水道を建設
1886年(明治19)  コレラ流行
1888年(明治21) 森鴎外ドイツから帰国、下水道の必要性を説く
1890年(明治23)   赤痢、チフス流行
1900年(明治33)  「下水道法」制定
1912年(明治45) 東京で本格的に下水道工事始まる
1922年(大正11) 三河島処理場(散水ろ床法)誕生
1930年(昭和5) 名古屋市・堀留熱田処理場(活性汚泥法)誕生
1958年(昭和33) 「新・下水道法」制定
1970年(昭和45) 「公害対策基本法」制定、「下水道法」改正


▼ ちなみに、日本の下水道の普及率は、平成12年3月末の全国平均で60%(25年前の昭和50年3月時点では20%)であり、大都市圏の普及率(約80%〜96%)に比べて、地方(約20%〜30%)での遅れが特徴的である。投資効率の面や、日本の地理的条件、さらには人口の過疎と集中などの背景もあるのだろうが、国の政策から問題なしとはいえない。たとえば、地方への投資 を考えるとき、道路や河川工事の面では過剰であり、下水道などの面では不足していることがわかる。

▼ 公共事業が、住民の生活まわりのニーズや地域の自然環境 にも配慮しながら、中長期的にとりくまれたのかどうかを考える上で、下水道普及率などにも注目しておくべきなのだろう。次回は1931年生まれ、1947年から東京都水道局に勤務し、水質検査に携わってきた前田学さんの「水のメッセージを利く」という小論を紹介するが、彼の鼻の感度は百億分の1の濃度まで嗅ぎ分けるというプロフェッショナルである。
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