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たぬきの陶器も日常品なのか? |

○ 久方ぶりに益子焼の街へ出かけてきた。益子焼の陶芸といえば、芸術品から日常で使う食器類まで、見て回っていると時間の過ぎるのが速い。こんな大きな「たぬき」を、よくも焼いたものだ。色づけしているところが、いかにも安っぽくて、たぬきらしさが表現されているし、圧倒的な存在感という価値はあると思った。

○ 中型のたぬき、小さなたぬき、様々なご利益ごとのたぬき、古典的たぬき、お笑いたぬき、ほっそりしたたぬき、でも大半はメタボリック系であり、たぬきによっては、まるで自分を見ているような錯覚に陥った。座った姿で、下っ腹のあたりのたるみは、肥満中年男のそれと同じだね。「おい、一緒に少し減量しないか!」と、私は心の中で居並ぶ「たぬき」どもに話しかけたのである。
