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藤の花(鉈のような中華包丁) |

◎ 今の時期、新幹線の車窓から新緑を眺めるのが好きだ。路線沿いの林や森をよく見ると、紫色の藤の花が満開である。画像は、小山駅に置かれた造園家の作品だ。これもきれいだが、私はもっと野趣を尊びたい。藤に関して、私には子どもの頃の思い出がたくさんある。
◎ 子どもたちの山遊びの際にも、藤の根っこは特製ブランコ、簡易な小屋作りなど、しばしば用いられた。それから、冬の時期、家族総出でタキギ集めや木の葉さらいをしたが、そのとき結束用のヒモは、藤の地表近くに長く伸びた根っこを使う。根っこを地表からはぎ取って、ナタで切れ目を入れてから二つに裂き、それを結び合わせていくと丈夫なヒモの出来上がりなのだった。

◎ ナタで思い出したけれども、最近、おふくろ味再現計画を実行中の自分は、ナタのように重たい中華包丁を使っている。使い方に慣れてきたせいもあって、細かな作業にも使え、一本あれば事足りるようになってきた。刃物を研ぐのも大好きなので、切れなくなったらせっせと研ぐことにして、磨り減るまで使うとしたら、子どもに引き継ごうとまで考えているのだ。
