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フリーターが急激に減っている… |

◎ 総務省の労働力調査によると、2006年のフリーター数は前年比で14万人も減少し、5年ぶりに200万人を下回る187万人になっているそうだ。フリーター数のピークは、2003年(新卒者の「就職の氷河期」と重なる)の217万人である。ニート(NEET=Not in Education, Employment, or Training)の論議ともあいまって、その増加傾向が続くだろうと予測する人も多かった。
◎ しかし、団塊の世代の大量退職や好景気の継続に伴い、企業の正社員採用意欲が高まっていることにより、とくに15歳〜24歳のフリーターが恩恵を受け、正社員としてカウントされる傾向にあるとのことだ。一方、フリーターの分類の中にも「年長組」が存在し、将来的な社会問題としても危惧されるなど、無視できない母集団として固定化されようとしている。運の良し悪しは、何ごとにおいても付いて回るようだ。
◎ 労働運動の低迷が言われて久しいけれど、フリーターの人たちだって、いつまでも黙ってはおらず、労働組合の結成や連帯行動が活発化しているのは、企業にとって頭の痛いことかもしれないが、健全な明るい兆しと受けとめておくべきだろう。「少子高齢化」が続く限り、正社員の不足感は容易に解消することはないので、これまでに形成されてきた「ワーキングプア層」や「格差社会」の解消に向けたとりくみを望みたい。
* 2007年6月5日号「賃金事情No.2521」を参照させていただいた。
