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コンビニからルックチョコレートが消えた理由
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◎ ときどき無性に食べたくなるお菓子がある。偶然、私とカミさんにとって共通なものが、不二家のルックチョコレートである。しかし、昨年の不二家問題によって市場から姿を消し、その後いち早く復活したけれども、最近、駅の売店や街のコンビニでもまったく見かけなくなった。そこで、先週末、近所のスーパーへ出かけたときに、チョコレートコーナーへ立ち寄り、やっとルックチョコレートを食べることができたのである。値段は88円だった。

◎ 不二家のホームページで、ルックチョコレートの価格を調べてみたところ、「12粒/105円(税込)」と記載され、ただし書きとして「参考小売価格は販売店の自主的な価格設定を拘束しません」との追記があった。私は、この間の騒動によってルックチョコレートというブランドの価値が、微妙に下落したことから、利益率の高い商品から「100円均一ショップ」を意識した商品に格下げされているではないか、と思ったのである。高利益で回転の速い商品しか、駅の売店や街のコンビニでは生き残れない。

◎ スーパーでの売れ行きが伸び、価格も88円を上回ってくれば、駅の売店や街のコンビニから発注が入り、私たちも気軽に買えるようになるだろう。スーパーで買った88円のルックチョコレートは、パッケージにも高級感があり、一消費者として割安感があったので、それら企業としての努力が報われる日は近いと思われる。それにしても一度信用を損なうと、元に戻るまでの労力は想像を絶する。不祥事を起こした会社は残らないものだが、不二家にはブランドの価値が蓄積されていた。それが幸いしたといえるが、常日頃の風通しの良い職場こそ、いちばん大切なのだと再認識させられたのである。
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