スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『希望の資本論』その15

【143~144ページ】
佐藤 『資本論』を読んだ結果、どんないいことがあるのかというと。資本の論理に巻込まれないためには直接的な人間関係が重要だということがわかるんですよ。『資本論』を読んで資本の論理がわかると、お手伝いをしたら子どもに今日は500円あげるとか、そういうことをしなくなる。
家族の中で金を介在させたらいけないんだという、そういうことが理屈の上でよく理解できるようになってくる。そうすると、直接的な人間関係が大切になってくるわけですよ。合理性とは違うこと、お金には換算できないものがあるんだと言って、たとえば親が家族旅行の重要性を認識できる。

【144ページ】
池上 すべては資本の論理に流れていってしまい、人生も家族も、すべてがお金に換算されてしまうのが資本主義なんだということを『資本論』は描いている。私たちが人間性を失わないようにするには、そのすべてをお金に換算する論理から抜け出る力が必要なんだと。

佐藤 佐藤そうです。だから、そこで恐いのは数字なんですよ。介護保険が導入されました。介護労働を家族だけでやるというのは、これは無理です。ところが一方で、介護保険で点数制になってくると、家事労働や介護が全部お金に換算できるようになります。おばあちゃんを一回お瓜呂に入れるのが、介護保険なら何点、それなら私にもいくらちょうだいというふうになってくる。資本主義がどんどん浸透している中で、そういう考え方は本来の人間のあり方ではないというメッセージを、どうやって伝えればいいのか。そういうところと関係してくると思うんです。
そのためには自分の家の中で、とくに子どもとの関係で、どこか資本の論理とは違うところを意図的に作らなければいけません。
(つづく)
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

水元正介

  • Author:水元正介
  • 水元正介のブログへようこそ!
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。