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メダカの学校(1999年6月6日)

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* 近所の居酒屋への寄せ書き!

▼ 6月ともなれば陽差しも強くなり、マンション1階の小さな庭に咲くハーブが水を欲しがる午後2時30分、水道の蛇口をひねり、シャワーの人工的な雨を降らせてあげる。そうすると、お返しにとばかりにハーブの香りが庭一面に拡がってくるのである。
庭に散水しながら、僕は暑くなると清流が恋しくなり、さまざまな川遊びに出かけたりするが、今年(1999年)の2月18日、日本野生メダカが環境庁に よって「絶滅危惧種第二類」に指定されたというニュースに触れ、「あのメダカが絶滅だって、本当かよ。世も末だな」と、かなりのショックであったことを思 い出した。
 そこで、インターネット(ヤフー)によって「めだか」を検索してみたら、日本野生メダカ保存会は、次のようなメッセージを発信していた。
(1) 保護に関わりのないメダカの捕獲はやめましょう。
◎絶滅に拍車をかける結果となります。
(2) 生息地から他の生息地に放流することはやめましょう。
◎地域変異による遺伝形質を乱す結果となります。
(3) 自然を考えない単なる利益目的の捕獲・増殖・販売はやめましょう。
◎乱獲されると絶滅に拍車をかけ、無秩序な放流は遺伝形質を乱す結果となります。

▼ さらに、ヤフーでの検索を続けてみると…
1995年頃から、「野生メダカに保護の手を(福島県退職校長会会報/松風/第91号)、「野生メダカの保護と飼育・採卵・孵化方法」(岩瀬小学校教育研 究会理科部会の講演)、「インターネットによる里山と黒メダカの保護活動ついて」(日本野鳥の会郡山支部定例会)などが紹介されており、「絶滅危惧種第二 類」に指定された今年の2月18日にも、福島からのレポートが「NHKニュース7」で報道されるなど、僕の出身地である福島県はメダカ絶滅への警告や保護 について、先進的なとりくみを行ってきたようである。
 思い起こせば、僕の育った所でも夏の到来とともに、メダカは田んぼの水の取り入れ口や小川の水草のそばなどで、やたらと目に付くようになる。それを、手 ぬぐいですくい取ったりして遊んだこともある。別に食べるというわけではなく、たくさん取れるのが楽しくて、すぐに放してあげたものだ。「おーおーっ、お 前たち、そこにいたのか!」という感じで、メダカは僕たちのまわりにたくさん群れていたのである。

▼ メダカは童謡でも「メダカの学校」であり、小さいせいもあるだろうが、単体としてではなく、集団としての様子を次のように表現している。

 ♪ メダカの学校は川の中 そーっとのぞいて見てごらん ♪
 ♪ そーっとのぞいて見てごらん みんなでお遊戯しているよ ♪

川の中をのぞくと、群れているメダカたちがお遊戯をしているように見える。たしかに、僕の経験でもそのように見えたし、何とのどかで平和な風景であったことかと思う。それが今や、果たして「そーっとのぞいて中が見えるような川」は、自分の身近にあるのだろうか。。
かれこれ25年も前のことではあるが、一人旅の途中に寄ったスイスの小さな湖で、異邦人気分の僕は、旅の孤独を噛みしめるかのように、アヒルの糞が不規則 に2mほどの深さであった湖底に、ゆらゆらと落下していく様子を目で追ったことがある。現在でも、スイスの川や湖は清く澄んでいるという。
 それは、国家的にも住民側でも、自然環境保全を何よりも優先しており、同時にそれが大きな観光収入源にもなっていることを、経験的に熟知しているからだと思う。

▼ 僕たちは、メダカが生き延びられないような日本の自然環境を、どのように受けとめるべきなのだろうか。「環境変化に適応できないメダカは、生物として淘 汰されても仕方がない」というのは行き過ぎた進化論であろうし、メダカが住めなくなるほど、川を汚した人間が悪いことは歴然とした事実なのであり、メダカ という弱者に対して、強者として人間が環境保全という配慮を行うべきだ、と僕は認識している。
 そして、メダカを近くで観察したことのない人たちが、日本の多数を占めてきたことにより、「メダカの学校」という童謡は実感のないものとして流通し合い、次のような「スズメの学校」という替え歌が生まれたりするのである。

 ♪ スズメの学校は川の中 そーっとのぞいて見てごらん ♪
 ♪ そーっとのぞいて見てごらん みんなで仲良く死んでるよ ♪

 悲しいかな、今や川の中とは、とても「お遊戯」をイメージするような代物ではなく、死臭漂う汚れたイメージに近くなってしまったことの証(あかし)ではあるまいか。
 僕は、メダカの絶滅という危惧に関して、メダカさえ住めない自然環境を学校にたとえれば、まさに学級崩壊の教育現場と相応しているように思えて仕方がな い。また、「うさぎ追いし、かの山」(うさぎを追いかけた、あのなつかしいふるさとの山)という歌詞が、「うさぎ美味し、蚊の(多い)山」としか理解され なくなっているという。「メダカの学校」ぐらいは、このような童謡における「ふるさと」化現象に陥らないで欲しい、と願う今日この頃である。
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