ベランダで7本の包丁を研いだ

◎ 先週の日曜日の昼間、強い陽射しを浴びながら、私はベランダで包丁を研いだのである。その前に、粗い砥石と滑らかな砥石の2つの所在をめぐって、カミさんとちょっとした口論になった。あとで「刃物を挟んで喧嘩したら、夫婦ゲンカといえども、危ない感じがするね」とカミさんは言ったが、私は「ない!ない!絶対にない、今は。10年前だったら可能性があったかもしれないけど、ネ」と、訳のわからない返答をした。
◎ もともと、私は刃物や裁縫の針を持つと、スーッと心が落ち着く性癖もあり、自分にとって刃物は感情を高揚させる物ではなく、逆の効果を与えるからなのだ。中華包丁は一番の手ごたえがあり、研いだあとに刃先を点検するときの鋭利な感じが好きである。ステンレスの包丁は、わざわざ2つの砥石を使うほどのこともないし、研いでいる最中の力の入れ加減で、危く指を切りそうになった。今回は、研ぎ方について少し反省が残ったので、次回は完璧な切れ味をめざしたい。
